ユース世界選手権1試合目
日程調整に手間取り、さらに当日相手が現れるのかわからない状況になってしまうなど、試合前の準備になかなか苦戦。予定時刻の1時間前からHerosに待機して、相手の登場を待っていたところ、30分前に登場、無事試合開始となる。
相手はイギリスのMichelさん。事前情報はほとんどないので、とりあえず1ゲーム目はしっかり相手を観察する。チェッカープレーに関してはそれなりに打っているという感じ。
pos.1
インナーに2ブロットとなると、相手の18ptのアンカーに軽率に逃げられかねないと思い選択、実際のところは2ブロットの方。軽率に逃げられても、相手陣の弱さを考えるとヒットできるか。それに逃げられなくても、直近の手番でヒットチャンスが巡ってくる可能性が高いので、最速で自陣を固めたいから、というところか。
これが相手ノーダブルで、キューブにリークがありそうと予測。
この後ダブル/パスで0-1。
2ゲーム目、序盤にさっそくやらかす
pos.2
なんで7ptをヒットするか理解していないことが原因ですね。とりあえずヒットしたくなる。リスクとリターンについてよく考えてから手を選ばなければならない。この場合ヒットしても大してピップには影響せず、一方的にリターンヒットのリスクを負っている。アンカーをとられるのと比べても、6ptのスタックを解消し、さらに安全にビルダーを持ってこれるリターンが勝るようだ。アンカーの位置もよくないし。
その後いろいろあって22ptアンカーゲームを押し付けられ終盤
pos.3
こういう定石チックな動きはよくわからない。相手6ptが大スタックでインナーに2ブロットで、次に割れずに動ける目が63,62,54,53,51,41,32,66,44の16通り、残りの20通りは何かしら割れる。ショットチャンスを大きくするにはこっちの方がいいのだろうか。
誰か教えてください(丸投げ)。
この後だいぶ遅めにキューブが来てダブル/パスで0-2、あんまりよくない立ち上がり。
3ゲーム目、早期に4プラを組み上げるも、アンカーに邪魔され睨みあいに。相手がアンカーを外すのを焦ったところを運よくヒットandカバーできて図の状態に
pos.4
ここまでの相手のプレーを見ていると、明らかにキューブに対してパッシブであった。
少し早いのは承知の上だが、5プラのリスクを過大評価して降りてくれる可能性は十分にあると考えたためここでダブル。少し迷ってパスしてくれた。これで仮説は確かになった。かなり楽に戦えそうだ。
これで1点返して1-2
4ゲーム目
pos.5
こういうスロットできないんだよね。ピップで負けててワンマンバックの時はスロットしやすいみたいな話は聞いたことがあるが、そういうことなのだろうか。確かにアタックにせよプライムにせよ逃げられる前に5ptをつくれたとしたらかなり勝率は上がるだろう。
pos.6
試合の流れ的に(この局面の前にダブルヒット)ここでキューブを打つとパスしてくれる可能性を感じダブル、やはりパスしてくれた。
ちなみに16ptのチェッカーを13ptに移すとダブル/テイクとなる。
これで2-2、追いついた。
5ゲーム目は特に何もなく、相手のミスを運よく拾えて2点勝ち、4-2に。
6ゲーム目
pos.7
マネーで解析してみたところほとんど差がなかった。勝率は実戦手のほうが高いが、被ギャモン率を6.5%ほど上げてしまっている。確かにこの手だと、anyぞろ目がかなり厳しいうえに、ヒットアンドカバーの目が多く存在する。ギャモン負けでマッチ勝率は12%低下、ダブルギャモン負けだと27%低下。ダブルギャモン負けの被害はかなり大きいが、それ以上はよくわからない。
(それに、相手のキューブアクションの関係上、なかなかダブルギャモン負けにはならなさそう。(言い訳))
pos.8
調子に乗ってダブルしたらあっさりテイクされてしまった。さすがに自陣が良くて、ピップイーブン、さらに4プラとなればさすがにパスはしないか。
この後5プラに発展するもインナーブロットをヒットされ、クローズアウト。しかし、相手が4倍を打たなかったり、9連続5プラを抜けられなかったりしてこの局面に。
pos.9
こういう1手は地味だけど大事。16/15に気づけたのはえらい。
この後62で抜けられるも、今大会1の上振れロールの41でヒット、2点をとることができた。6-2。
7ゲーム目
相手の猛攻をしのぎ切れる2ゾロ。ここでよくわからないエラーをしてしまう。
pos.10
13/11はさすがに変だと気づきたかった。そこに気づけばおのずと4/2(2)を選べたはず。バックマンたくさんの状態でミッドを外すのは後々トラブルをひきおこす可能性が高い。
pos.11
相手は攻め手を欠いているから、テンポヒットとしては奇妙なムーヴ。そもそも15ptのブロットも隠せないことだし、これ以上ブロットを増やすのはまずい。そうなってくると仕方なく24/23か……。
この後、うまいこと攻められてバックゲーム模様になるも、大きい目を何回か降ってギャモン負けは回避。6-3
8ゲーム目
チェッカーエラーは自分にはほとんどなく、終始優勢にゲームを進めてこの局面
Pos.12
ピップで十分勝っているので打てるかなと思ってダブル。実際はND/T、マネーだとD/P。まあ、20点だし、相手がパスしてくれる可能性も十分にあったので、そんなに問題ないと思う。実際に相手パスしたし。7-3
9ゲーム目
ホールディングゲームになるも、自分が大きめの目を振りレースに、完全に振り合いになるも、最終版で相手が6ゾロ振ってD/P。7-4
10ゲーム目
今度はピップイーブンのホールディングゲームから、5ゾロを振ってアンカーを外し、レースに持ち込んで、そのままD/P。8-4
11ゲーム目
クロフォード
中盤、どう動かしてもブロットを隠せない局面になり、そのままヒットされクローズアウト。ギャモン負けを喰らう。8-6。ヤバイ、追いつかれるぞ。
12ゲーム目
Pos.13
11ゲーム目中盤で、明らかに時間が足りないことに気づき、早打ちギャモンを強いられていた結果、こんなしょうもない見落としをする羽目に。考えてみりゃそらそうだとしか思わない。こういうしなくてもいいミスは何としても減らしたい。時間の管理も試合の大事な要素だと思い知らされた。
Pos.14
この41が仕方なく割れてしまって、そのあと61でヒットされる。この時残り時間は10秒ほど。ここで負けてもう1ゲームとなると、かなり厳しい。この後何度かダンスして吐きそうになるが、運よく4ゾロで脱出。そのまますれ違い、ぞろ目の応酬があったりして、何とか競り勝つ。9-6でマッチ勝利。
ひとまず1勝。厳しいキューブが来なかったおかげで比較的楽だったか。PRはかなりいい感じで(5点台)プレーできたので、ここからも維持したい。